
皆様が普段から接することの多いリーダー、それはバイトリーダーやブロックリーダー、トップブリーダーや副リーダーだったりするわけなのですが、それはもう皆様が実際に見て、話せて、必要とあらば触れられることも出来るということで大変便利な存在だと思うのですが、そんな皆様にとって身近なリーダーは、三次元のリーダー、というやつなんです。
しかしこれは、私たちは三次元の世界に住んでオシッコとかをしているわけですから、そこで生活する私たちと関わるリーダーはとにかく三次元のリーダーになるわけで、別にこれはこの三次元の世界全体のリーダー、三次元の舵をとるリーダーという意味ではなく三次元に存在するリーダー、これといった特徴の無い普通の頼れる人、また、頼られ好きの人、という意味で御座いますのでそこは勘違いなさらぬようご注意下さいね。
ただこの世界のどこかに、私たちの常識をはるかに超越した存在、至上の存在である、三次元のリーダー、と云われる者が存在するのは皆様はご存知でしょうか。
あ、間違えた。
異次元のリーダー、と云われる者が存在するのはご存知でしょうか。
異次元のリーダー。初めて耳にしたことでしょう。それもそのはず。異次元のリーダーとは、ほぼ幻のような存在に近く、それは伝説のような存在であるのです。ここで、幻か伝説かどっちやねん。と感じるセンシティブな方々に言いたいのは、「そのどちらもです。」ということです。
そんな幻かつ伝説の存在である異次元のリーダーですから、その遭遇の難しさといえば、側溝の網にガチガチに挟まった小石を素手で取り出すほどの難しさで、いや、これ素手では取れんやろ。そもそも大人の指やったら網の隙間に指が入らへんがな。しかもガチガチに挟まってんねんから。マジな話、爪剥がす覚悟で取り出しにかからんと無理やと思うわ。ほんで取れたからって何やねんな。金の塊やったらまだしもただの小石やんか。それ持ってて何の自慢になんの。高く売れたりすんの?せえへんのかい(笑)ほなら挟んどいたらええがな。というほどに遭遇の難しさなんです。
なぜそんなに異次元のリーダーと遭遇するのが難しいかと言いますと、それはひとえに我々が三次元の住人であるからに他ならないのかもしれません。てゆーか、そうなのです。
それは悲劇と言ってしまってよいでしょう。だって住んでいる次元が違うということは、コンタクトのとりようがないワケなのですから。
それでも異次元のリーダーが幻かつ伝説とは言え人々の間で語り継がれているということは、異次元リーダーと遭遇したことのある人がそれなりに存在するということなのです。
かつて一度だけ異次元リーダーらしき者と遭遇した、と言い張ってやまない方に少しだけ、忙しい時間を割いて(私の)、その時の様子を話してもらいました。
その方曰く、ワシが異次元のリーダーと遭遇したのはもうけっこう前だったと思う。けっこう前だ。それはワシが側溝の網にガチガチ挟まった小石を素手で取り出そうと奮闘してた時のこと、秋の日であった。
こんな小石みたいなもん取り出したところで何の意味も無いし高く売れることもないし適当にいじくって帰ろうと思っていた時、ワシの頭上に何か空間の歪み的なものを感じた。感じたんだ。
ほしたら次の瞬間、まるで側溝の網の網の目がクン、と開いたような形になりてあんなにもガチガチに挟まっていた小石が取り出せたんやな。それだけのこと。ということだそうなのですが、あんなにもガチガチに挟まった小石を取り出せる(しかも、空間を歪ませて)ということはやはりそれは異次元のリーダーによる仕業なのではないでしょうか。
私はそれが気になって夜も寝られません。八時間しか寝られません…。