
地獄の底からこんにちは。あらゆる沙汰の金次第。金さえ積めばなんでも出来る。元気はないけど怨みはある。テメエの目玉は何色だ。おいらの目玉は黒蜥蜴。六道輪廻のその果てに、テメエのフィルムに焼き付く焼き付く。ここは死に花、地獄の巷。心霊写真だポッポのポ。
第三ランデブーポイントから遠く離れて、私が今おらっしゃいます此処は通称ボバヘナと呼ばれる(私しか呼んでいない)かなり臭い町の目抜き通り、ボバヘナストリートと呼ばれる(私しか呼んでいない)道路のその沿にある小粋なカフェバー、アメリカの古き良きダイナーを模したようなカフェバー、名をボバヘナカフェ(私が勝手に名付けた)という小粋なカフェバーで、その店内の一角にある4人がけのボックス席に一人シャララづいて在りし日の思い出詰まりき写真の数々に目を通しているときに、ふと一枚の写真に違和感を感じまして候。それは直感的な気持ちの心で感じた違和感で、とても気持ちの悪くて。切なくて。
嗚呼、あなや、アナル、その違和感たるやまるで心霊写真の何たるかをお初に知った瞬間かの如きその違和感の正体はそう、手に持ったこの一枚の写真の違和感から来るものに他ならず、よくよくその写真を見てみればほぉらおいでなすった。見やれ、この溌剌とした笑顔がキモ可愛いオバンの肩口に漂う、それは煙のようで人の顔のようで、人の顔のようであるのでそれは心霊写真で、それ故の違和感か!あぁそうか!それでか。
ということはこれはもしや……心霊写真?
この違和感を感じての僕がかかるカフェバーにて写真をめくりめくっての最中の一枚の写真に感じての違和感。その正体がついに分かった。そう、それはまさに今僕が手に持つこの一枚の写真とは、まさしくの心霊写真でありたのである。
これはまことに鼠のスーパーノヴァが如き衝撃。それは嘘として狸の糞饅頭が如き憂鬱のある或いはそういったサムシングであった。
そんな、こんな昼下がりのカフェバーにて心霊写真に出会うこのボバヘナという土地とは一体如何なる修羅の巷なのであろうか。そしてそんな修羅の巷でほとんど野放しになっているこの俺は大丈夫なのか、すっごく心配、などと心配してくれるギャルが大量に居るということで、私はそんな具合にギャルに心配されるのが心苦しく、じゃあもうそんな不安の種であるこの心霊写真とは如何なる怖きのものなのであろうか。
嗚呼、だから帰ろう。第三ランデブーポイントまで。