君に筋肉注射

 

イチからジュウまでポンポン、みなポンポン。

イチからジュウまでポンポン、みなポンポン。

イチからジュウまでポンポン、みなポンポン。

イチからジュウまでポンポン、みなポンポン!

ポメラニアンの主食の米ラニアン、メラニン、色素、染めラニアン。ジュウ億光年離れた、見初めた、仮の孤独の果て。

筋肉注射だポンポン、みなポンポン。

筋肉注射だポンポン、みなポンポン。

(合法でGO HOME)

これからもそう…君と筋肉注射。

たちまちもそう…君に筋肉注射……。

 

そんなに素晴らしいテーマソングでもって今宵の筋肉注射を行うとこれがまた痛てぇのなんのって(笑)。いや、笑ってる場合ではないことはこの俺が一番のよく解っているのだけれども、それでも笑わぬことにはこげな痛みになかなか耐え抜くことの出来ぬを傍観者である君たちには解ってほしくて。

やはりそうやって相互に理解を推し進めていくことこそがこの痛みの一番の瓦解の方法、合法の方法なのでは?支度解ない約束なのでは?

これがまた痛てぇのなんのってな(笑)。

 

ジョンソン、アンド、ジョンソン。ジョンソン居すぎ問題が叫ばれて久しいこの平穏無事な世の中にあって、何故にこの筋肉注射といふイヴェントはいつまで経ってもこげな激痛の巷を我々に与えてくれるのであろうか。いい加減にその辺りの痛みの軽減策を練って、煎って、持って、去ってくれなきことにはいつまで経っても筋肉注射の度に笑ってその痛みを誤魔化し、

「痛ってぇもんな(笑)。」

のサンバのリズムのイチからジュウまでポンポン、みなポンポン。と納得なんて全然していないのに日に四台のミニ四駆を作り上げて夜毎ひとりチャンピオンシップを開催させていただいている立場といたしましては、全然納得出来ていないんです。約束を違えとるがな、と言わずにはいられない。言わなくても大丈夫なのだけれども。

 

オッサンみたいなクシャミをするオッサンと、オッサンみたいなクシャミをするオバサン、そのどっちが有利であるかと考えた時にこれは両成敗というか、どっちも負け戦というか、たとえばタイムスリップしてクシャミをする前の時間に戻れるとして、果たしてお前は戻りたいのかな、と。戻ってもまた同じことを繰り返すのみで、まあその場ではクシャミを出さずに済んだとして、その後の人生で一度たりともクシャミを出さない、オッサンみたいなクシャミを出さないなんてこと、本当にあるのだろうか…ないのだろうか…。(これは一見取り留めのないことを諭しているようで、その実ものすごく深いメッセージを含んだ比喩であるということにお気づきの御仁は御座ろうか。ほら、"戻ってもまた同じことを繰り返す"というところに何かピンとくるメッセージが隠されていそうな気がするよ。オッサンとオバサンを何か別のものに置き換えると?置き換えるのをやめると?置き換えるのをやめるのが良いのかも。)

 

そしてこの痛みのポンポン、みなポンポン。

そしてこの痛みのポンポン、みなポンポン。

そしてこの痛みのポンポン、みなポンポン。

そしてこの痛みのポンポン、みなポンポン。

意地になって維持できなくて無視して「こんちは」つってんのにも無視して友達ひとりもいなくなって一人で筋肉注射打つ夜明け前の痛みに耐えかね無意味に笑う、お前は俺の歪む顔を見て嗤う破顔う。 

(駄目な意地の維持の大ダメージ)

出してから直ぐ抜くポンポン、みなポンポン。

出してから直ぐ抜くポンポン、みなポンポン。

出してから直ぐ抜くポンポン、みなポンポン。

出してから直ぐ抜くポンポン、みなポンポン!

 

「痛ってぇもんな(笑)。」