IN THE 仏

 

みなそれぞれに様々な仏のStyleが有って良いと思っていて、特にほら俺なんかは見ての通り兄貴的な雰囲気が凄まじいからそういった仏のStyleに対する多様性に関してもヤバいくらい兄貴的な感じで、でっけぇ器で受け入れてくれるから全然安心してもらって大丈夫なんだけれども、よく言われる仏のStyleならば、たとえば、憧れ IN THE 仏、世迷い言 IN    THE 仏、乳業 IN THE 仏、エロ動画 IN THE 仏、鉄観音 IN THE 仏、ホリデー IN THE 仏、etc…(←コレどういう意味…?)とまあザッと紹介するだけでも、それこそ煩悩の数くらいの多様なStyleの仏があることが分かっていただけたかな、と思う。てゆーか分かれ。

 

俺なんかはほら、兄貴的 IN THE 仏なStyleの正統継承者であるからして、見ての通りほら、兄貴的なところも豊富に兼ね備えていて、後輩たちから鬼のように慕われていることも肌でヴィンヴィンに感じ取れていることであるし、それが正直な話、割と誇らしかったりするわけで、そこに関して嘘は一切ないと言い切れるんだけれども、これが例えば俺が太っちょであった場合に今と同じ様な感じでこの後輩たちに万感の敬意でもって慕われるなんてことがあるのかな、とは少し思っていて、やはり太っている、太っちょであるというのはそれが例えば服用している薬の副作用によるものでもないかぎり、怠惰な生活、自制心の無い生活をしているという証左に他ならず、じゃあアレかい、オドレは朝起きたら急に体重が30kgも増えていて顔はまん丸のお腹はダルンダルンの太っちょになっていたのかいといえばそんなワケは無く、毎日毎日小さな妥協と甘えを繰り返して今日のその太っちょボディが出来上がったということは免れようのない事実であり、それを棚に上げて「私って太っちょやさかいに少々手前どもの車幅感覚が分かっていなくて、それで急にお前にブチ当たってしまうそんな日もあるやろけど、しょうがないよね。」みたいな態度で平気な顔をして電車に乗ってくるその神経に対して忿怒するのであり、太っている、という見た目にも不愉快な生命体である以上標準体型の人間に対して大いに遠慮しつつ生きるべきであり、また同等に扱われたいのであれば紛争地帯で絶えずボランティアに興じる等して業を散らせてもらわぬかぎり此方としてもとてもではないが同じ人権を持つ者として見られないのでなんかやっぱ痩せた方が絶対に良いと思うんですけど。

 

え、てゆーかちょっと待って。待って待って。(誰も待たない)

ちょっと髪上げてもらっていい?えーと、お目目がそんな感じで目鼻立ちがそんな感じ、その頰のRは確実に脂肪なのだからつまり痩せれば消滅せしめると仮定して更に肩幅から本来の体型をイマジンしたところ…、うん。やっぱりそうだ!

君は痩せると可愛くなるタイプだよ。

今はその醜い脂肪のせいでゴリゴリのプスで、プスプスであるけれども痩せれば相当可愛くなるイキフンを醸し出していることに最近気付いた。平成に入ってから気付いたんだ。

なので俺の、この兄貴的な俺の言うことを信じて少しずつで良いのでダイエットに励んでもらえればな、へばな、と思いました。

言うてみたらアレよ、ダイエット IN THE 仏、に成れば良いのではないかな。ダイエット IN THE 仏を経ての、可愛げ IN THE 仏、モテモテ IN THE 仏、実業家のイケメンと結婚 IN THE 仏、一姫二太郎の家族計画 IN THE 仏、アンパンマンのオモチャを大量に買い与える IN THE 仏、そして一姫二太郎も順調にヘルシーに育ち、就職なり結婚なりで家を出て行き、あとは夫婦二人の時間、出会ったあの頃のようなドキドキするよな、ワクワクするよな、しかし穏やかな時間が流れる豊かな老後を楽しみ、そして子孫に見守られつつ本当の仏になるその今際の際 IN THE 仏で貴方は思うだろう、

「あの時、兄貴的な人の言うことを素直に聞いてIN THE 仏にしておいてよかった。おかげでこんなに穏やかな気持ちで永遠の眠りにつけるの。子孫、いいえ、子々孫々に見守られて、傍らには、大好きな夫がいて、そして、もう……は…fin。」

 

だから、ダイエット IN THE仏にしてみない?一旦いっとく?