in pattern

 

肉屋の店主は言った。

店主とは詰まるところ天守のこと。天を守りし者のこと。だからといって変に気をつかうことは無いので、出会ったあの頃と同じやうによろしくどうぞ。負けへんで!とまぁコロボックルかクンタ・キンテか知らんけど大上段から失礼しますといった感じで店主は申していた。勝手なことを言うなと。勝手なことを言うなら、と。店主が天守ならあれかい?

 

魚屋の店主は言った。

私の立場から言わせてもらうと、店員とは天意。天の意のこと。天の意思を受け継ぎ、伝え行く者(客に)。なので天意に逆らうことは天守に逆らうこととなり、人として最低(昔、言われたなぁ…)の者ということになってしまうけど、でも人によって価値観って色々だし、天の意思に逆らうことが良いことだと思っているなら、悲しいけどそれを否定はしないよ。やったるで!とまぁボブチャンチンか肉魚粉か知らんけど藪から棒に失礼します!みたいな感じで店主は申していた。勝手なことを言うなと。勝手なことを言うなら、と。店員が天意ならあれかい?

 

パン屋の店主は言った。

私のようなファッキンきんぴらゴボウから言わせてもらうと、客とは詰まるところ鬼や苦のこと。鬼や苦しみのこと。天に災いをもたらすそもそものファクターである者のこと。しかしだからといって別に自分自身を責めることなく、鬼や苦になってしまったものは仕方ないのですから、しっかりと自分のパフォーマンスを発揮出来るような環境づくりと身なり、形見にもらった乳バンド等を装着して存分に生を全うしなはれ。かましたるっ!とまぁ穴奉行かヨーガリーヒーガリーか知らんけど有事の際には電話してや!みたいな感じで店主は申していた。勝手なことを言うなと。勝手なことを言うなら、と。客が鬼や苦ならあれかい?

 

ブランニューマッスルは言った。

私のようなバカ筋肉デカき筋肉バカバカデカから言わせてもらうと、筋肉、店主が天守であることは分かった。店員が天意であることも分かった。客が鬼や苦であることも分かった。筋肉、ではそもそもその天とは何であろうか。まさか天が何のことかも分からずに天守だの天意だの、あまつさえ大切なカスタマーのことを鬼や苦などと筋肉、罵っておられるわけではあるまいな。では答えてみよ。天とは何だ。天とは誰だ。私も天に還りましょう。あなたも天に筋肉還りましょう。さた答えなみんしゃいな。さあ早くみんしゃいな。このデカバカ筋肉デカ筋肉バカを前に嘘は通用しなせんよ。もし嘘をついていると分かった瞬間に私のこのデカ筋バカ肉デカバカ肉筋バカ肉筋が貴方の弱卒ボディに炸裂しますよ。炸裂して爆裂して、顔もめっちゃ不細工になるし(私の)、エックスのことをエッキスって言うし(私が)、悔しかったらバモっちゃんの一人でも筋肉連れて来いやこの不潔コックが。ババチャンゴ!とまぁネセサリーかオネスティーか知らんけど世界最強のインディアン!みたいな感じでブランニューマッスルは申していた。勝手なことを言うなと。勝手なことを言うなら、と。

 

 

皆の衆がパターンで皆に話をしていることが分かった。それは便利なツールのようであり、五徳ナイフのようであり、いやだから五徳ナイフが便利なツールですから。時候の挨拶も社交辞令も艱難辛苦も全てはとあるパターンに則って繰り返されているだけのクソチャンバラ、瑪瑙の茶番劇、どついたるねん!の心意気、夢幻の如くなりけり。