
ワキが甘いんだよワキがよ!え?まじすか?
己がワキペロリッと。
酸い!酸いじゃあないですか先輩(泣き)先輩がワキが甘いっつーから糖分を摂取しようと思ってペロリッと舐めてみればご覧の様。情けない以前に哀しみ。
でもアレかもしれないですね。先輩は先輩自身のワキが甘いことをボキに自慢話としてしてきただけなのかもしれぬですよね。ぬぬっ!そうと決まればこの都会のチャップリン、先輩の御ワキを、舐めねぇ手はぁ、ぁないで、ぁしょぉーおぉう!(ババンッ!)
先輩がワキペロリッと。
酸い!酸っ!やっぱり酸いじゃあないですか。なんでこうドイツもこいつも嘘ばっかりつくんかしら。訴えたるわ。裁判事務所を探そう。どこや!裁判事務所!馬鹿野郎。ワキが甘いってぇのは「用心が足らねぇ」っつー意味なの。用心が足らねぇちぃと抜け気味のボナに対して注ぐキマリ文句、それがワキが甘いってことなんだよ。勉強になるよな、生きるってことはよ。それで?俺のワキの味はどうだった?酸いのは分かったげど、もっと何か他に言うことはないか?先輩のワキを断りもなく舐めておいて、その程度の感想はだめなんだよ?もっと身になることを言えよ。もう一度聞くぞい?俺のワキの味はどうだった?臭かったんです。とても酸くて臭かった。夏の魚市場の臭いがしたんです。最低のエクスペリエンスでした。そっか。あんがとねっ!
それはそうと、ボキはワキを締めて、これから先は自分らしく、レディらしく、正々モウモウとやっていくことを誓いまして誓います。
そういえば先輩、先輩がボーリングでストライクとった際に思いっきりガッツポーズしたらウンコ漏らした話を中島にしてみようと思う、思ってるんですけどよいですか?たぶんウケると思ってますし、中島もボキのように先輩のことを取るに足らぬくだらぬ存在、取り柄無き存在として見直してくれるやもしれなせんよ!それってお得じゃないでして?え?それじゃあ現在(イマ)と大差無いじゃないかって?
それがどうしたんですか。何で先輩みたいなもんに大差無いとか大差有るとか言われなくちゃダメなんですか。それは先輩には関係ないですよね。謝ってもらっていいですか?
瞬間、動揺する先輩の隙を突いて---。
先輩がワキペロリッと。
酸い!すす、酸い!(焦り)そして臭い!やはり最低のエクスペリエンスや。猛底のドミノ揚げや。シャチホコのきんぴら大明神や。帰ってくれ!今すぐ帰ってくれ!先輩と遊ぶ際にいつも付いて来る先輩のお母さんもまとめて帰ってくれ(泣き)やめろう。急にワキを舐めるはやめろう。おかげで「にーよっ!」といった変な声が出てしまって、見てみろ。
母を悲しませることになった。なるほど。たしかに先輩のお母さんは泣いている。しかし、先輩をそういう風に育てた自分が悪いって、どうして思わないのだろう。その毛の乱れは。
今日は一人で居たい気分だ。
泣きたい。一人でゆっくり今後について話し合いたい気分だ。どうぶつパンをつまみに、ブランデーをブランッと傾けて。口内に残る先輩のワキの酸さがつまみさ。どうぶつパンと。酸さと。