
なにか事を成すための同志の集い、それが組織。英語で言うとassociation。
そう、アソシエイション。君とアソシエイション。
思ったんだ。スポーツ協会がスポーツのアソシエイションなら、ラーメン委員会がラーメンのアソシエイションなら、カップルというのはこれ、愛のアソシエイションなんじゃないかって。
それがどうしたのってアイツは笑ったけど、愛を成すための同志という意味で、やはりカップル活動はアソシエイションだと僕は強く思う。
ひとりでは出来ない事を大勢が協力してやるのがアソシエイションなら、愛だってひとりでは出来ないじゃないか。
ひとりじゃなく誰かと何かを成すという意味では、カップルだって立派なアソシエイションじゃないか。そう思ったんだ。
同じ事をもう一度言おう。
複数の人間が集まって何か事を成す、より良くしていく、健やかに運営していくのがアソシエイションであるから、カップルだってそういう意味では、愛をより良く、二人の人生を幸せな色で彩ろうとせんとするこの思想はアソシエイションそのものではないか。
まぁだからとりあえずカップルもアソシエイションということで納得していただけますでしょうか。納得していただけただろう。
ということで君とアソシエイション。
君と僕で愛のアソシエイション。
二人ぼっちで運営しているアソシエイションさ。そう考えると素敵だね。世界がグッと小さくなって、二人だけの面積が残って。
誰にも邪魔させやしないさ。もう大丈夫、僕たちは二人だけのアソシエイションなのさ。
アソシエイションというからには、名刺を作ろうよ。二人の名前が入った名刺を。あのちょっとぶ厚めのサラっとした紙に印刷しようよ。そして然るべき時が来たらその名刺を差し出そう。「こうゆう者です。」って。相手に僕たちが何者かを知ってもらうのさ。
まぁ何者かを知ったところで、僕たちのアソシエイションには決して加わることは出来ないのだけれど。二人だけのアソシエイションには、誰も加われないのさ。そういう風になっているのさ。
アソシエイションといえば、まぁアソシエイションというか町おこしの人たちって町の名前や名産品の絵が入ったハッピをスーツの上から羽織っているものよなぁ。羽織ってんだもんなぁ。あれはなんでなのかな。
まぁハッピのシルエットとかデザインの話は置いといて、揃いの服を着るというのはアソシエイションとしての連帯感や仲間意識をより強くするという意味ではたしかに良いアイデアなのかもね。
僕たちにはアイデアがある。人はお金は無くとも、アイデア次第でいくらでも幸せに生きていける。僕はそう信じてる。
だったらやっぱりハッピも作ろうよ。
デザインも縫製も全部僕たちだけでやる、世界に二着だけのとっておきのハッピを作ろうよ。揃いのアソシエイションハッピさ。
まぁ、でも、とりあえずそんなとこですかね。