炎をベオと出せ

 

私は以前から口酸っぱく言ってるではないですか、オナラのことを ''炎'' と呼ぶことによってあなたは確実にステップアップすると。

世の中の嘘だらけの提唱は何なのですか。「基礎体温を上げれば、あなたは必ず痩せる。」だの「膝の裏をマッサージすれば、全ての不調が解決する。」だの「マナーのなってない中高年を挽き肉にした際の簡単レシピ。」だの、いい加減なマスメディアによってあなたは日々、ブレインウォッシュされている。あなたの魂が、シミだらけになりてゆく。御用心、御用心。

だが安心してください。私は、私だけは、本当のことしか言うておりません。私のことは、全面的にこれを信頼して良いと、言いたいのですから。そして、言い続けるのですから。

 

そう、''炎'' なんです、オナラを。

騙されたと思って、例えば一人の時で構いません、オナラをバブと出したあと、「あ、炎出たね。」と言ってあげてください。自分に言うてあげてください。そして二発目をボイと出したあと、「あ、また炎出た。くっさ。」とでも言うてみてください。実感はすぐには湧かないでしょう。しかし、あなたの脳内ではすでに小さな革命が起こっているのです。それはステップアップへの革命、あなたをあなた自身の力で高みへと連れて行ってもらえるエコでポップな内省的革命大革命。

 

続けることによって、もうあなたは人前で炎をバハと出すことに、何の恥じらいも感じなくなるでしょう。それどころか、炎をヴァイナと出すことを、ちょっとカッコいいこととして認識することになるハズです。

少し自信が付いてきたら、公民館を借りて人を呼び、より多くの人々にあなたの炎を聴いていただくというのもまた一興かもしれません。いや、二興くらいはいってるかもしれないです。いってます。じゃあ次は三興いけるように頑張ればいいじゃないですか。

そのうちあなたのピュナと出す炎に値打ちがついて、一発一発にお金を払ってくれる方が現れるかもしれません。

バハサ、チャリン、ボウテ、チャリン、ビセス、チャリン。変な話これで食べていけるようになるかもしれませんよね変な話。でも変な話これでは食べていけない、養いきれないかもしれませんよね変な話。そんな変な話を繰り返していくのもまた人生のスパイスになりますので。

 

ほら、どうですかこのサクセスストーリー。炎のサクセスストーリー。素晴らしいことばかりじゃあございませんか。

炎で財を成すチャーンスがやってきてこましてるというワケです。あなたはこれまでの人生で、炎で財を成した人を見たことがありますか。ないでしょう。いたとしても尊敬出来ないでしょう、今までの、炎のことを ''オナラ'' と呼んでいたあなたは。

 

さあ、今日から始めましょう。私は始めませんけど。