しょぼくれあのコの泣き言は言わないわゾーン

 

世間との些細な違いが私をしょぼくれさするの。それはパンチが無さすぎて逆に理解してもらえないよな些細な違い。いっそ大きく逸脱したいけど、逸れて行きたいけど、それが出来ない人工衛星。雨降りの後の街は、人どもの汚れが落ちたようでいつもより綺麗、美麗。一人じゃ登れぬゴルゴダの丘。磔までの夜明け前。マミー、私の心はいつもひとりぼっち。ひとりぼっちが二人いるからといって、ひとりぼっに。ひとりぼっちが三人いるからといって、ひとりぼっさん。ひとりぼっし。もうさー、じゃあお前らで友達になれよ!って。れよ!って。結局ひとりぼっちに酔ってる。私の心は濡れ鬼。濡れ鬼とは、あのあえて湿らせてあるおかきのこと。おいてぃー。そしてそのおいてぃーを分かち合える相手がぬ。

 

ですが、しょぼくれていたってしょんがないですもの。テンション、またはションテン、上げていくのよスパイラルに。スマートに。スーツケースの中、冷やします缶ビール。いっそアンドロイドのように、コマンドどおりに動くだけのライフなら、どれだけ楽かしら。でもそれじゃあつまらねぇっつって人間選んだからにはいつまでもしょぼくれテンションじゃしょうがねぇや。天目指して気合入れっぞ!気合入れって!気合入れっず!太陽掴もうぜよ。ぶってぇぜよ。約束だな。

 

ということでしょぼくれあのコは泣き言は言わないわゾーンに突入しることになった夏の日なんです。それはかつての同級生が、初めて汁男優のバイトに行った時と同じ夏の日でした。この世に二つの新しいカルマが生まれた夏の日、奇しくもその日は国で「では、今日という日は泣き言は言わないわゾーン記念日に致しましょう。」と閣議決定された日なのです。閣議決定ってなんのことなのか知らないですけど、なんか、偉い人が一同に会して自慢のイチモツさらけ出す、そして一番デカいイチモツの持ち主が簿記をする…。皮肉にも、そんなことをしている間に人はガンガン死んでる。そんなカルマの塊のような会合だそうです。イチモツに自信をお持ちの方は一度顔を出してみてはいかがでしょう。相当なアホでもカネとコネさえあれば勤まるそうですので。(←痛烈な社会風刺。すごく上手く言えてるし、こういうことをサラッと言えることに知性が薄ら漏れ出しており、しかも嫌味が無き。スバラ。)

 

そんなわけで今この世界は、泣き言は言わないわゾーンという未曾有のゾーンに突入しているのですわ。それはかつて蹴っ飛ばされた者たちの矜持、緩くなったベルトの使わない穴。此の期に及んで泣き言を言っているようでは人間性は疑われ、山は枯れ大地はひび割れ、そこに雨が降り、犬は本当にかわいいし、私たちにとって大事なことを教えてくれるの。ロアよ、愛犬よ。私は地獄に行くだから、天国へ行く君にはもう会えない。でもときどき名前を呼ぶよ地獄から。そしたらかつてのようにアホみたいな顔で「ワン」と言ってくれ。

 

青魚の刺身って食べられないんですよね。

銀色でテラテラでしょ?ウルトラマンの皮膚みたいに。

だからウルトラマンを食べてるみたいな気分になるのね。

 

ウルトラマン食べたらあかんやん。地球のピンチは誰が救うの?イチモツががむしゃらにデカいヤツ?ダメだよ。彼は簿記の仕事で忙しいてさっきから言うてますでしょ。(←キレてます。)(←キレてません。)