夢のドリームパンチ

 

私のようなもの(アナル手品の路上パフォーマンスで逮捕歴アリ)がナショナルリーダーになれる為には相当な苦労を要することを、あなた方には分かっていただけているのでしょうか。

 

連れ子である、ということで私だけ他の兄弟とおかずが違ったり、ドリブルが超下手くそだったり、曜日とかにあんまり詳しくなくていつ学校に行けばいいのかあまりピンときてなかったり、まあそんな少年時代でしたが、それも成長期に入ると連れ子である私の醜いアヒルの子的なバイブスがアガり、粗末なおかずしか頂けなかったにもかかわらずあっという間に一族イチの大巨人と化し、と同時に心の奥深く眠っていた嗜虐心が鎌首を持ち上げ、それまでさんざん私を雑に扱ってきた継母や兄弟達の後頭部に毎朝毎晩好きなだけハイキックを叩き込むというストレスフリーなライフスタイルでこのカオスを泳いできました。

おかきの中に、ひとつだけ濡れおかきが入っていて、びっくりする。そんな感覚の家族だったです。

 

そんな私がナショナルリーダーとなって今こうしてドリームパンチをパンパン放てるような立場にいることは、本当に奇跡というか、人間やればできるんだなあ みつを、と思わず誰の心のにでもいるみつをが出張ってくるような、そんな感動がエモーションです。

 

ただ私は思うんです。

ナショナルリーダーになれたからって、そんなに偉いのか、そんなに誇れるものなのか。そこがゴールなのか。私の意見はまだローカルリーダーやグリッドナビゲーターの方が聞いたら少しイラッと、ピクッとされるかもしれなせんが、私はナショナルリーダーからが本当の夢のスタートだと思っています。

こんなカメムシみたいなヤツらばかりの世の中で、ナショナルリーダーを目指すことだけが夢の真理に近づけるたったひとつの方法だと思うんです。たったひとつってゆうか、探したらもう一個ぐらいありそうですけど、今の、まだナショナルリーダーに成りたての私には、それしか思い浮かばないだけかもしれないですけど。

 

目指す夢はそれぞれあっていいと思うんです。

でも私みたいなもん(アナル手品の路上パフォーマンスで逮捕歴アリ)がまともに夢掴もうと思ったら、ナショナルリーダー目指すしかないんですわ。

 

やっぱ継母や義兄弟の後頭部に好きなだけハイキックを叩き込む青春時代だったじゃないですか。今はもう一族郎党と縁切ってるんでちょっとわからないですけど、最終的にはみんな応援してくれてると思うんですわ。それでも。