心に花束を

 

心にゆとりが無いよりは有ったほうが良いということをご存知でしょうか。

 

心にゆとりが無いと、人間はとかく喧喧しがちになり、他人に対して当たりがキツくなってしまったりしていらぬ争いが起こり、そしてなんやかんやあって山は枯れ、大地はひび割れてそこに雨が降る。といった滅亡への運命(ダークネス・ディスティニー)が待っているということをご存知でしょうか。

 

心にゆとりが有ると、人間はとにかく余裕を持て、他人に対し寛容になってそれなりの人望を獲得でき、そしてなんやかんやあって夕闇深く高く月は昇り、光は道になる。といった僥倖への運命(ダークネス・ディスティニー)が待っているということをご存知でしょうか。

 

ならその心のゆとりというやつは、みなさんみたいなド素人は如何にして得ればよいのでしょうか。

 

こたえはそう、花束でした。

 

いつも心に花束をぶっ刺しておきましょう。グサって。

やはり我々人間も所詮は動物ですので、花鳥風月に想いを馳せているその間は、自然と心にゆとりが出来るというものです。

あと、スヤスヤと眠ってる赤ちゃんを眺めているときも、これは花束同様、心にゆとりができるのですが、今回は花束だけで勘弁してくださいね。

 

心に花束をぶっ刺す。花束だけはぶっ刺しておく。これが大事なんです。

もちろん物理的に人間の身体に花束をぶっ刺すなどといった物騒な話ではございません。とんでもないことになりますから。あくまで想像、イメイジのなかでの花束ぶっ刺しです。

 

みなさんは朝起きて一番初めに何をしますか?

私はオシッコですが、みなさんはどうでしょう。

しかし考えてみて下さい。朝起きて一番初めにすることは覚えているのに(私の場合はオシッコ)、朝起きて二番目にすることとなるとこれといったこたえが出せないのではないですか?

 

「朝起きて二番目にすること?なんだろ。一番にすることはオシッコとして、二番目?二番目とか特に無くないですか?それはその日が休日なのか平日なのかによってちょっと変わってくると思うし、もっと言うたら体調とかによっても変わってくるだろうし、そんなことイキナリ聞かれてもこっちも答えようがないですよね。昨日ぐらいに言っといてくれたらこっちもそれなりに答え用意してきますけど、こんなイキナリ聞かれてもね。あんまりしつこく聞いてくるようでしたら警察呼びますよ。」

みたいなことをぬかすんじゃないですか?半ギレなんじゃないですか?

 

それはそう、心にゆとりが無いから。

心に花束をぶっ刺してないから。

 

朝起きて二番目にすることは?ここまで読んでいただいたみなさんならもうお判りですよね。

 

心に花束ぶっ刺してけ。な。