
チャラララ。チャラララ。ギターチャラララ。
ギター楽しいなチャラララ。
とても楽しいなチャラララ。
チャラララ。チャラララ。ギターチャラララ。
でもよぉ、大人たちは言うんだ。
「ギターなんて不良の音楽じゃないすか。やめた方がいっすよマジで。不良まっしぐらすよ。猫まっしぐら。実際僕らがチミぐらいの歳だったときもギターやってるやついましたよ。チャラララ。チャラララ。って。ちょうど今のワレみたいに。そいつらどうなったと思います?チャラララ。チャラララ。ギターチャラララ。忘れた。」
ほらー。大事なとこ忘れんといてって常から言うてるやんかー。そうやって大人が僕らみたいな少年にしっかりと言い聞かせてくれないから、こんな不良の楽器であるギターみたいなもんをチャラララ。チャラララ。って奏でることになるんですよ。だいたい大人たちはかつて少年であった自分自身のことをまず顧みて、そして僕らみたいなギターチャラララに説教でもションべでも垂れてくれないと。
ただただ自分よりも若く、そしてこれから輝かしい未来が待ってるからって、それだけで僕らみたいな少年に対して文句ばっかり言うなんて、それじゃあまるで!チャラララ。チャラララ。ギターチャラララ。何も例えが思いつかん。
でもギターがとても楽しい楽器であるということだけは自信を持って言わせてもらう。楽しい器と書いて楽器。器ということは、ギターにご飯をよそって食べても大丈夫ということになる。うそうそ。ジョーダンチャラララ。
あと、これはなんかあるあるみたいな話になるんですけども、ギター弾きの人ってチャラララ。チャラララ。ギターチャラララ。指先カチカチ。
キマった・・・。ついにキマった。
僕は長年温めてきたギターあるあるをちゃんと言えて本当によかった。自分に自信が無かった昨日までの僕を、ギターがぶち壊してくれた。クラッシュのアルバム、「ロンドンコーリング」のジャケットの写真みたいな感じのイメージでぶち壊してくれた。まぁ、あれはベースギターですけどね。四弦。
なぁ大人たち。ギターみたいな不良の楽器をやっていると言われている僕だって、こうしてひとつひとつ自分の殻を破り、そして著しく成長しております。それって悪いことなのでしょうか。自分らしく成長していくことは、本当にそないに不良なのでしょうか。
大人たちよ、僕たちが今を賭けて放っている3コードの魔法。2分14秒の叫びを聞いておくれ。
あワン、ツー、スリー、ホー!
チャラララ。チャラララ。ギターチャラララ。
ギター楽しいなチャラララ。
とても楽しいなチャラララ。
チャラララ。チャラララ。ギターチャラララ。
思い知ったか!
ギターで頭ギーーン!